チャプター 163

「ほかに何かある? ないなら、私は寝るわ」アジュールのちっぽけな企みについて、ガブリエルに忠告する気はさらさらなかった。代わりに、私はさっさと彼を追い出した。

結局のところ、誰だって自分の運命には自分で向き合わなければならない――ガブリエルとて例外ではない。

ガブリエルは顔を曇らせ、踵を返して部屋を出ていった。私は何気なくスマホのゲームを開き、ひとりで黙々と遊びはじめる。

どれほど時間が経ったのか分からない。気づけば、深い眠りに落ちていた。

――

翌朝、朝食のために階下へ降りると、ガブリエルもそこにいた。ここ最近いろいろありすぎて、同じテーブルで食事をするのは、ひどく久しぶりに感じる...

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